ひとり親家庭医療費の助成
母子家庭や父子家庭により生活が困難な場合は、ひとり親家庭医療費の助成を受けることができます。ひとり親家庭医療費助成制度とは、ひとり親家庭と認定された世帯のみが受けられる助成制度で、病院や診療所で診療を受けた時に健康保険の自己負担額を各市区町村から助成を受けることができます。市役所にある福祉担当窓口から申請し、認定を受けると、「医療証」と呼ばれるカードが発行され、利用する病院や診療所に提出することで助成を受けます。
ひとり親家庭医療費助成制度の対象になる方は、住所が日本国内で、片親であることです。また健康保険に加入しているということも条件になっています。また一定以上の収入がある場合には、申請時に断られることがありますので注意しましょう。ひとり親家庭医療費の助成を受けられる児童の条件は、父又は母が死亡した児童、両親が離婚した児童、父又は母が重度の障害を持っている児童、父又は母が生死不明である児童、母が婚姻せずに生まれた児童などがあります。またこれらの条件を満たしている場合でも、生活保護受給者や他の医療費助成制度を受けている方、児童が福祉施設などに入所している場合は、ひとり親家庭医療費助成制度を受けることができません。
手続きの際は、印鑑、戸籍謄本(本人と児童分)、前々年分の所得・課税状況を証明する書類、健康保険証などを一緒に窓口に提出してください。戸籍や所得・課税状況を証明する書類は、児童扶養手当の申請をした方は省略することができます。